想に会う前、わざとリュックのチャックを少し開けていた理由

奈々は、わざとカバンを開けて、想に直してもらうのを待っているほど、自分を見てほしかったんですよね。だからこそ、紬に「(想が手話を)間違ってるよって教えてくれます」と言われた時の表情が、苦しくて苦しくて。この時に、察してしまったんだと思います。紬は、わざとミスをしたりしなくても、ちゃんと想に見てもらえるんだって。

夢の世界の奈々は、青いハンドバックを手に持ち、想と手を繋いで歩いていました。でも、実際は手話をするから、少なくとも片手は空けておかなければならない。奈々がいつもリュックなのは、いつでも想と手を繋げるように…という希望が込められていたのかな? なんて考えると、心が締め付けられます。

主題歌に込められた伏線…歌詞がそれぞれの想いにリンク

Official髭男dismが歌う主題歌「subtitle」。この歌詞がズルすぎる…。だって、登場人物全員にハマるんだもん(号泣)。これまでは、湊斗の気持ちそのものじゃん! と思っていたけれど、今回は完全に奈々の想いに聴こえて…。

奈々は、<「凍りついた心には太陽を」 そして「僕が君にとってそのポジションを」>って、ずっと想ってきたんだろうな。想の世界を広げるために、手話を教えてあげて、それでも想は「奈々にだけ伝わればいい」と言ってくれて。だから、彼にとっていちばんの理解者でいてあげなきゃと思ってきたのに。3年間、苦しんできた想に寄り添い続けてきたのは、ほかでもない奈々なのに。

なんだか、奈々と湊斗のポジションって、リンクしているところがありませんか? 闇のなかにいる想と紬を、3年かけて必死に救い出して。光の世界に導いてあげて。それが結果として、自分たちから巣立つことになってしまった。苦しい、苦しすぎる。

湊斗の家に忘れたヘアピンから考察する紬の本当の気持ち

ただ、そもそも、紬は湊斗のことを好きだったのか? 問題もありますけどね。やっぱり、学生時代の恋愛と、結婚を考える年齢になってからの恋愛って、相手を選ぶ基準がまったく変わってくるわけだし。

紬は、「好きな人が言う可愛いは、強いから。威力が。中学生の時に買ったヘアピンも、捨てれらなくなる」って言っていたけれど、湊斗が「可愛い」って言ってくれたヘアピンを、別れた途端にあっさり捨ててしまった。

その一方で、想にもらったイヤホンは壊れてしまっても、大切なものボックスにしまってあるんですよね。やっぱり、紬が“恋”していたのは、想だけなのかな。好きにはいろいろな種類があって、湊斗への好きは“家族愛”的な好きだったのかもしれない。奈々も湊斗も、ただピュアに恋をしていたからこそ、報われない2人を見ていると苦しくなってきます。

次回は第7話!想パパの意味深発言も気になる…

さて、次回は第7話。いや、早すぎません? 毎週木曜日をめちゃくちゃ楽しみにしているけど、終わりに近づいていると思うと寂しすぎる。想の病気は、遺伝性のものなのか(想パパが、「お父さんは、浮気したことないから」と言ったのが、何かの伏線ではないことを願います)、そして奈々と春尾(風間俊介)はつながっているのか? まだまだ回収されていない伏線が盛りだくさん。後半戦からも目が離せません!

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