節約家・厚切りジェイソンさん直伝“貯められる女”になる方法

来たるべき30代の選択肢を増やすためにも、老後安泰に暮らすためにも、“貯められる女”になりたい!20代女子でも今日からできて、効率的に簡単にお金を増やす方法が知りたい!ということで、約15年で家族5人が一生暮らせるだけの資産を築いたというお笑いタレントで節約家の厚切りジェイソンさんにその極意を教えてもらいました。

教えてくれたのは…

厚切りジェイソン
1986年アメリカ・ミシガン州生まれのお笑いタレント。昨年出版した著書「ジェイソン流お金の増やし方」は2022年で一番売れたお金の本として話題。現在は3姉妹のイクメンパパであり、IT企業の役員も務める二刀流芸人。情報番組でのコメンテーターやドラマや映画への出演など、幅広く活躍。

20代女子でも“今日からできる”貯金メソッド

お金が貯まる状態=収入−支出の差額がある状態。

入ってくるお金より出ていくお金を減らせたら、それはもう貯金です!お金を貯めたいなら収入を増やすか、支出を減らすかの二択。そして支出を減らす方が所得を増やすよりもはるかに費用対効果が高く、てっとり早い!やるべきことはたったの3ステップ♡

1.【支出の把握】お金を増やす第一歩は出ていくお金を“見える化”すること

入ってくるお金は意識するのに、出ていくお金を意識して把握している人は意外と少ない。自販機を通るたび飲み物を買ったり、ご褒美といって週に何度もスイーツを買ったり、そんな生活を長い間続けていたら貯まるものも貯まらない! まずは毎月自分が何にお金を使っているかをリストアップして。

【POINT】日々の支払いは“支出を可視化しやすいキャッシュレス”がおすすめ

何にお金を使っているかを見えるようにしないと見直せないので、家計簿をつけて可視化。でもいちいちお小遣い帳に書き込んで管理するのはめんどくさい!一番簡単な方法は、すべてキャッシュレス決済にして、支払い用カードが連携できるアプリで記録すること。毎月の支出管理は貯金するうえでの基本なので、現金派もこれを機にメインの支払いをキャッシュレスに移行してみては?

厚切りジェイソンさんも使っているおすすめの支出管理アプリは「Money tree(マネーツリー)」

【支出の見直し】自分の幸せに貢献しているかどうかを基準にして各支出を見直す

お金を使うときに「自分で稼いだお金の対価に見合う価値のあるものなのか」考えるクセをつけることでお金への意識を高めて。ひとつひとつの支出について自分の幸せにどう貢献しているかを基準に判断するのがポイント。

【POINT】固定費は最初に削りやすい支出No.1!光熱費&通信費をまず見直して

食費のような毎日の暮らし方で変わる変動費は日々コツコツと節約を心がけなければ削れない。その点、固定費は一度減らせばその分の額がずっと節約できるので、必ず最初に見直しを。

【POINT】「本当に必要か?」考える習慣をつけて、マネーリテラシーを鍛える

支出のどこが削れるかは人それぞれ。むやみに削るのではなく、ひとつひとつ自分にとって価値がある出費か、より安く買う方法はないかを吟味。「本当にほしいか、価値があるか」を考え続けることで、お金に対する正しい判断力をつける練習になる!

【POINT】20代のうちに自分が納得できる生活水準の最低ラインを知るのも大事

一度高い生活水準に慣れてしまうと下げるのは至難の業なので、最初から質素な暮らしを続けている方が断然貯まりやすい。上を求めだしたらキリがないので、現状に納得して生活するために20代のうちから「このくらいの生活で私は満足」というラインを決めておくこと。そこそこの生活で満足できる体質=貯め体質の土台とも言えるかも。

【支出の削減】ジェイソン流・今日からできる節約術9選

ジェイソンさんが実践しているなかで、20代女子でもできそうな節約術をピックアップ。100%削ることができなくても、今より賢いやり方でもっと安く買える方法がないか検討&リサーチしたりして工夫を。自分にとって一番いいお金の使い方を考えられるようになろう。

厚切りジェイソン流・節約術9選

1.なるべく自販機やコンビニでペットボトル飲料を買わない

500mlのペットボトルのお茶は1本150円近い。マイボトルでお茶を持ち歩いたり、買うにしてもより安いスーパーで買ったりして節約。お気に入りのドリンクがあるなら大量買い&割引買いが断然お得!

2.必要がないならコンビニに行かない

仕事帰りや移動の途中で、なんとなくコンビニに吸い込まれ、なんとなく商品を手に取って、本当にほしいわけでもないのに買い物してない?そんな人は支出を見直したときに「こんなにコンビニで使ってたの?」と驚くはず。

3.交通手段はなるべく歩く!

タクシーや電車を使わずに歩く習慣をつければ、10〜15キロくらいは意外と歩ける!出かけた帰りの電車は数駅手前で降りて歩くのも◎。お金も節約できるし、歩くことで健康にも繋がって一石二鳥。

4.飲み会には基本行かない

お金と時間の無駄なので、行きたくない飲み会の誘いには乗らない!会社に所属していると断りにくいけど、NOと言えるものは極力行かないようにしてみて。

5.ポイント倍増に騙されない。ポイントはご褒美遣いしない!

ポイント還元&倍増や割引などの謳い文句に踊らされて、別にそこまでほしくないモノまで買ってない?「ポイントが貯まったら買おう!」とご褒美遣いするのもNG。ポイントはお金と一緒なので、日常的に買い物をするお店で本当に必要な支出の補助にするのがスマート。

6.スペックが大して変わらないなら安い代替品で対応

スマホや家電など、どんな商品を買うにしても、性能が変わらないならブランドやメーカーにこだわりすぎず、より安い代替品を選ぶ方が節約になる。自分が納得して譲れる部分を探ってみて。

7.ジムは公共施設を利用

ジムのような月額制のものは金額を忘れがちだし、通ってないのに払い続けてることも。体を動かしたいならなるべく歩く、公園の器具を使って筋トレ、地域の公共施設でマシンやプールを安く使えるところがないか調べる。You Tube動画でエクササイズを検索して家トレする人も賢い!

8.加入しているサブスクを見直す

定期的に支払っているサービスは気づかないうちに値上げしていることも多いので要注意。入ってることすら忘れているパターンもあるので毎月チェックして、今の自分に必要なものだけに絞る!

9.ほしいものは少し待ち、安い時に買う

節約していても、本当にほしいものは買ってOK。でも買う前の市場価格のリサーチを怠らないで!ネットでもっと安いものを探すのはもちろん、もう少し待てばセールになるかもしれないから一旦ステイ!

節約といっても、どこまでやるかは自分次第。でもこんなにできることがあるのに何もやらないなんて、もったいない! 今日からでも無駄を見直して節約すれば、その分が今日の貯金になる。さらにそれが1ヶ月、半年、1年と続けば7桁の貯金だって私達が思っているよりずっと現実的。いろいろ言い訳してやらないより、とりあえずやれることからやってみるのがおすすめ♡