「いい女」とは?
「いい女でいたい」そう思ったこと、きっと誰にでも一度はありますよね。しかし、私たちが頭の中で思い描く“いい女”って、よくよく考えてみると「男ウケのよさ」とほぼイコールになっている気がしませんか。
メイクはナチュラルすぎず派手すぎず、常にふんわりといい香りを漂わせて、ベッドでは恥じらいつつ乱れる。求められたら応じて、彼のリードに身をまかせる。
これって本当に「いい女」でしょうか?それとも、ただの「都合のいい女」?
たとえば、ベッドでは「彼が萎えないように」と笑顔で何でも受け入れて、本当は少しだけ痛かったり辛い体勢だったりしても言えない。彼のプライドを守るために、感じているフリ、イッたフリをする。「彼からどう見えるか」が気になって前髪や声のトーンばかり意識してしまう。
でも、そんなふるまいを続けていると、相手にとって「体を満足させて、プライドも満たしてくれる都合のいい彼女」にはなれても、心から通じ合えるパートナーにはなれなかったりするんですよね。
(こちらの記事もチェック)「彼とラブグッズを使ってみたいけど誘う勇気が出ない…」彼とより盛り上がるために知っておきたい!低ハードルかつ成功しやすい誘い方5つ
彼は本当に「いい女」を求めているのか
SNSで見た“いい女だと思われる”メイクや香り、“男を沼らせる”仕草やテクニック。完全に彼にリードを任せたセックス。
でも、それって本当に彼が望んでいる「いい女」なんでしょうか。ある程度経験を積んだ大人の男性が感じる「いい女」というのは「全部いいなりになる子」や「見た目を崩さない女」ではありません。むしろ、「して欲しいことを求めてくる子」「ちゃんと感じてくれる女」「一緒に快楽にハマれる相手」だったりします。
つまり、自分の「したい」気持ちを大切にしていて、ワクワクやドキドキを素直に表現できる人。完璧じゃなくても、自分の体や感情に正直で、一緒に楽しもうとする姿勢を持った女性なのではないでしょうか。
彼のために「いい女」になろうとすればするほど、実は彼の求めるものからは遠くなってしまう。そんな皮肉な経験を私は20代のころに何度も味わいました。
ベッドで“自分軸”を持つ練習
では、どうすればベッドで“自分軸”を持てるのでしょうか。意外とシンプルです。
・「彼が気持ちいいか」の前に「自分がどう感じているか」に集中してみる
・したい気分じゃないときは、我慢せずに伝えてみる
・してほしいことを言葉でリクエストする
最初は勇気がいるけれど、自分の快感を優先してみると、不思議とベッドでの彼との関係も変わってきます。
「いい女」を演じるのをやめることで、相手もまた「いい男」でいようとするプレッシャーから解放されます。「かっこ悪いところを見せてはいけない」と押し潰されそうになっている男性も意外と多いんです。
「いい女」を脱ぐ勇気
「いい女」を目指して頑張ることは悪くありません。清潔感や色気を磨くのは、自分を大切にする行為でもあります。ただし、やりすぎやひとりよがりは禁物。
たまには「いい女」の皮を脱いで、ありのまま、感じたままの自分でいるのもいいですよね。少し不器用でも、素の自分を見せられる女性こそ、本当の意味で色っぽいですよ。

