ヘアもメイクも人間も ありのままの姿が美しい”って気づいた

——インスタで拝見する三苫さんの全てが本当におしゃれ…♡   “センスの源” や “こだわり”を教えてください!

「色々なところへ旅行するようになってから自然の素晴らしさを知って、なんというか…メイクやヘアに対して、“全てが繋がっている”ように思えてきました。

例えば、“自然な形を崩したくない” と思うようになったこと。

アメリカに移住してきた当初はこちらでヘアメイクのお仕事につこうかと考えてたんだけど、ノーズシャドウをガッツリ入れたり、真っ黒なラインで目を囲うようなメイクだったり…。 そういった『THE・アメリカ』って感じのメイクがこちらでは主流だったんです。

それを目の当たりにした時、原型をとどめないこのスタイルが『私は好きじゃないな』って。

例えばアメリカのナショナルパークに行くと、広い敷地の中に自然がたくさんあって、時間をそのままに過ごしてきた草木や大地の姿に安心します。

進化したり、人が入りやすいようになっていても、出来るだけ手つかずの姿で残されてる感じがしていいなと。

私のメイクは、その人の素肌や個性を大切にして産まれ持った魅力を引き出してから、そこに少し楽しみを添えるものでありたいと思っています。

PLUIEのアクセサリー作りのお手伝いをしている時にも意識していることなのですが、生み出すモノも人間も “ありのままの姿が美しい” というか、何に対しても “フェイクなものがあまり好きじゃない” ということに気づきました。