自然に決まっていった家事分担。掃除は彼の分担だけど…



リビングの大きな窓のそばに物干し竿が。「天井に収納できるようになっていて、使わないときはスッキリ。洗濯ものが多いとき便利です」

ともすれば、けんかの種にもなってしまう家事分担。同棲スタートのころから、お互いの分担を決めていたの?

Sさん「家事分担は決めていなかったですね。自然と決まっていった感じです。先に分担を決めてしまうと、お互いがやらないときに責めてしまいそうで…。それよりは、家事をやってくれたときに“ありがとう”という方向のほうがいいと思ったんです」
Iくん「僕は家事が好きじゃなくて、1人暮らしのときは洗濯でも掃除でも溜められるだけ溜めていました。靴下がなくなったら洗濯するみたいな笑」
Sさん「私も家事は別に好きじゃないんです。気になっちゃうんですよね。床にほこりが見えると、気になってクイックルワイパーかけちゃったり。洗濯ものも溜まるのがダメで、2~3日に1回は洗濯機をまわしたいです」

じゃあ洗濯はSさんが全部やっているってこと? それはなかなかの負担では?

Sさん「洗うのは私が多いですね。溜まった洗濯ものを自分の分だけ取り出して洗うわけにもいかないし…。干したり、畳んだりはいるときは彼も一緒にやってくれます。衣類をしまう作業はお互いにそれぞれがやります」

すべてフローリングなので、掃除機はほとんどかけず、クイックルワイパーで掃除しているとか。Iくん、腰を入れて拭き掃除しています。

洗濯機はSさんが1人暮らしのときから使っているものを持ってきたそう。1人暮らし用にしては大きめサイズ。「かなり長く使っているし、そろそろ買いかえたいんですよね」

じゃあ、Ⅰくんはどの家事を分担している?

Sさん「食器洗いとトイレ掃除は彼がやってくれます。あと、クイックルワイパーがけも彼の担当です」
Ⅰくん「クイックルワイパーは基本、休日とかに週1ペースでやるんですけど、ほこりが気になってくると彼女がやってくれてます」
Sさん「どうも気になっちゃうんですよね。物が多くて散らかっているのは大丈夫なんでけど、ほこりはダメで…」

清潔好きなSさんのおかげもあって、お部屋全体がすっきりとして過ごしやすい雰囲気に。取材スタッフ一同「Iくん、いい彼女を見つけましたね!」と心の中でつぶやいたのでした。
同棲のリアルといえば、家事のほかお金の話も気になるところ。家賃や生活費はどうしているのでしょうか。


Sさん「家賃も生活費も半分ずつ出しています。1人あたりざっくり10万円です」
Ⅰくん「内訳は家賃が1人あたり6万5000円で、生活費が3~4万円です。生活費は水道・光熱費と家で一緒に食べる分の食費ですね」
Sさん「生活費は小さいポーチに現金で管理しています。使うときにここから出して、おつりはここに戻します」
Ⅰくん「同棲を始めるとき、共通のクレジットカードを作って管理していこうかとも思ったんですけど、どうも面倒で…。シンプルに現金管理にしたほうがいいとなって、今のスタイルになりました」

2人の生活費を入れているポーチは、Sさんのお友達からのプレゼント。リビングに定位置を決めて、お互いが分かりやすいようにしています。
家賃や生活費の話をするときに気まずい思いをした経験は?


Sさん「それはまったくないですね。家賃と生活費の10万円以外は、おこづかいや貯金としてお互い自由に使ってますし」
Ⅰくん「僕も気まずいということはなかったですね。付き合っている頃から外食するときの支払いはワリカンにしていたんで」

生活費で余ったお金は毎月プールされていく仕組み。貯まったお金でゴールデンウイークは札幌へ旅行する予定だそう。暮らしを楽しみながら、お金の管理もしっかり行っているSさんとIくんカップルに、いよいよ結婚についての考えを聞いてみました。