先ほども言いましたが、人間は人から質問をされた時、質問文ではなく、質問の意味に対して回答をするんです。
……? どういう意味ですか?
全く同じ文面の質問であっても「質問の意味」は状況によって大きく変わるということです。
質問は全員「金曜日の夜は何か予定がある?」ですが、それぞれ思惑は全く異なります。そしてその思惑を予想して私たちは返事をしているのです。
(久しく会ってない友人あるある……)
しかし、ここで重要なのは“これらは全て質問を受ける側の想像に過ぎない”ということでしょう。
と言いますと?
例えば久しく会っていない友人から急に連絡が来たら、何かしらに勧誘されるのではないか? と警戒をしますよね?
ですが、本当に「久しぶりに会いたくなった」だけの可能性ももちろんあるのです。
まぁ、確かに……。
ということは、相手からの返事は「相手から見て自分がどう見えているのか?」という鏡なのです。
ちなみに私は高校時代の友人T沢くんに「今度飲まない?」とLINEをしたら「壺も買わんし、フライングスパゲッティモンスター教に入っている」と返事が来ました。つまり私は彼からそういう風に見られている、ということです。
フライングスパゲッティモンスター教って何ですか……
実在しますよ笑
さて、話を戻しましょう。このように同じ質問をしてもその意味合いは“関係性”によって大きく変わるのですが、この”関係性”というのは”質問される側”の状況も大きく関係します。
それでは先ほどの「今何してるの?」について考えてみましょう。
「今何しているの?」という質問ですが、男性にやましいところがない場合、普通に「今何しているのか聞かれている」という風に男性は受け取ることでしょう。
しかし、もしも男性にやましいことがある場合、その男性は「今何しているの?」という質問を「もしかして浮気しているの?」という風に受け取ってしまうこともあるのです。
そして「人間は質問そのもの」ではなく「質問の意味」に回答をしてしまう。
つまり、どういうことですか?
「浮気しているの?」と聞かれていると思った男性は「浮気をしていない」ということが伝わる内容を返信してしまいがち、ということです。
もちろん、これだけの手がかりで断言するのは極めて危険で御座いますが、1つの参考にするくらいならば良い手がかりかと思います。
なるほど……だから「仕事アピール」が気になったんですね。
ええ、同じことが11日のLINEでも見られました。
聞いてもいないのに、妙に「友達」をアピールしてくる。これももしかしたら「浮気を疑われているかも……」と不安になったからなのかもしれません。
なるほど……。
やましいことがあると、聞かれてもないことまで喋ってしまう。そんな違和感から今回の浮気はばれたのかもしれませんね。
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TEXT/上野
都内のラブホテルに勤務するかたわら、Twitterでの厳しくも紳士的なアドバイスが話題に。著書『ラブホの上野さんの恋愛相談2』も好評発売中。
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