ナプキンによるトラブルが不快…

出典:Canva

生理中にナプキンによるムレやかぶれなどのトラブルで、どうしたらよいか困ったことはありませんか?生理は毎月来るものですから、毎回不快な思いをしていてはストレスになってしまいます。できるだけ快適に過ごしたいものですね。

今回はナプキンかぶれの原因や対処法についてお伝えします。ぜひ参考にしてみてください。

ナプキンかぶれの症状

ナプキンでかぶれるというのは、具体的にはどのような肌の状態のことをいうのでしょうか。
ナプキンかぶれでよく見られる症状について解説します。

・かゆみ
ナプキンが直接肌にふれる部分が擦れるなど、摩擦によってかゆみを引き起こす場合があります。また、開いた毛穴に皮脂が詰まることで肌が炎症を起こし、かゆみや発疹が出ることもあります。

・ヒリヒリ感
ヒリヒリとした痛みを感じたり、デリケートゾーンの肌が熱を持ったりする場合があります。炎症を起こした部分をかいてしまうと皮膚が傷つき、ヒリヒリとした痛みに繋がります。

・ミミズ腫れ
ナプキンかぶれを引っ掻いてしまうことで、肌にみみず腫れができたり、皮がむけたりする場合があります。症状がひどい場合は小さな水ぶくれやしこりになってしまうことも。

これらの症状はデリケートゾーンだけではなく、お尻や太ももの付け根に出る場合もあります。ナプキンが触れる部分であれば症状が出る可能性があります。

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ナプキンでかぶれる原因

なぜこのような不快な症状が出てしまうのでしょうか。ナプキンかぶれの原因をまとめてみました。

経血や汗によるムレ

まず、経血や汗でショーツの中がムレてしまうことが考えられます。通気性の良くないショーツやナプキンの中はムレやすくなります。特に夏場やストッキングを履いている時などは特にムレが起こりやすいでしょう。

摩擦による物理的刺激

ナプキンと肌が擦れることも原因の一つです。摩擦は物理的な刺激によって肌を傷めるだけでなく、肌の乾燥を引き起こします。乾燥した肌はかゆみの原因になりやすく注意が必要です。

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感染症などの可能性

かゆみなどの原因が感染症によって引き起こされている可能性もあります。

「膣カンジダ」は真菌の一種であるカンジダ菌が増殖して起こる病気です。外陰部のかゆみのほかに白く濁った酒粕状のおりものがみられます。

「トリコモナス膣炎」はトリコモナスという原虫が膣に感染する病気です。かゆみの他に、泡状で黄緑色のおりものが増えます。

「性器ヘルペス」は主に性行為によって感染します。かゆみのほかに、外陰部に小さな水膨れや潰瘍の症状が見られます。

このように、かゆみの中には感染症が原因となっている場合もあります。自分で対策をとっても症状が落ち着かない場合や他にも症状がある場合は婦人科へ相談に行きましょう。

参考:ロート製薬<知っておきたい>デリケートゾーンに起こりやすい症状・原因

ナプキンかぶれの対策

生理中もナプキンかぶれを気にせず快適に過ごしたいですよね。ナプキンかぶれを防ぐために工夫できることをまとめてみました。

デリケートゾーンを清潔に保つ

ムレやかゆみを防ぐためには、デリケートゾーンを清潔に保つことが大切です。ナプキンはこまめに交換するようにしましょう。デリケートゾーン用のウエットシートを使用するのも良いですね。

また、デリケートゾーンの洗い方も重要です。入浴時、ボディーソープでゴシゴシ洗うのは避けたいところ。肌を傷つけないよう優しく洗うようにしましょう。専用のソープを使用するのも良い方法です。

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デリケートゾーンの保湿

デリケートゾーンの乾燥は摩擦による刺激に繋がります。保湿にも気を配りましょう。
デリケートゾーンの肌は薄くて敏感です。専用の低刺激性のクリームなどで保湿するのがおすすめです。

ナプキンを見直してみる

ナプキンの種類を見直してみましょうナプキンの素材もさまざまです。柔らかい素材を選んで自分に合ったナプキンを選んでみてはいかかでしょうか。

ナプキン以外の生理用品を使う

かぶれやかゆみの原因がナプキンにあり、肌に合う素材のナプキンが見つからない場合は、通気性を妨げないタンポンや月経カップを使うという選択肢もあります。タンポンや月経カップなら、肌の摩擦も経血によるムレも防ぐことができます。

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症状がある場合は市販薬を試してみる

症状があって困っている場合、市販薬を試してみるのも一つの方法です。
さっと拭けるシートタイプ、クリームタイプ、スプレータイプなど、種類もさまざま販売されています。症状にあったデリケートゾーン専用の市販薬を選びましょう。

普段と違う症状や、なかなか改善しない場合は医療機関へ相談を

市販薬やセルフケアで改善しない場合は、医療機関へ相談しましょう。
「おりものの様子が普段と違う」など異変を感じた場合は、感染症が隠れている可能性もあります。
かかりつけの婦人科で相談してみてください。

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まとめ

ナプキンによるかぶれなどのトラブルは、下着の中のムレやデリケートゾーンの乾燥が原因となって起こります。清潔を保ち、ケア方法を見直してみましょう。この機会にナプキン以外の生理用品の使用を検討するのもいいですね。適切にケアして生理中も快適に過ごしましょう。