齋藤飛鳥さんの声優業
映画『クスノキの番人』で長編アニメ声優に初挑戦
人生の思い出を作る形でオーディションに参加
「自分の声について深く考えたことがなく、声優というお仕事は縁が遠いものだと思い込んでいました。声優のオーディションにお声がけいただくことはなかなかない機会ですので、挑戦することが人生の記念にもなると思い、参加しました。
できることを一生懸命やりましたが、初めてのことや勝手がわからないことが多く、正直難しいだろうと思っていました。なので、合格のご連絡をいただいた時は本当に純粋にびっくりしましたし、とっても嬉しい気持ちでした。」
監督の言葉で楽しく佐治優美を演じられた
「ご迷惑をかけないようにしなくちゃと思い現場に向かいましたが、もしかなり高いレベルでの技術を求めているのなら、声のプロはたくさんいらっしゃいます。そもそも自分は選ばれていなかったはず。収録の初日に監督から、自分の声が役柄に合っていたんだということを伺って、それならとにかく一生懸命やるのみ、技術はないかもしれないけれど、気持ちはしっかり持とうと、そこで勢いがつけられたような気がします。」
声だけで演じるということが本当に難しかったです
「今回のアフレコは、できている映像に声を乗せるのではなく、イラストや線画の状態の画面を見ながらタイミングを合わせて声を乗せるやり方でした。普段するお芝居とも少し違って、なんだか使う脳みそが違ったような気がしました。
ドラマや映画などで自分が演じる時は、できるだけ大げさではないお芝居を目指しているつもりですが、声だけとなるとそのあんばいも難しく、かなり勉強になりました。」
人の成長は愛で動かされる、愛の詰まった作品
「現実の世界でも、人って何年生きていようと成長し続けていくべき生き物だと思うんです。この作品で一番色濃く描かれているのは主人公である玲斗の成長ですが、千舟さんも優美ちゃんも、登場するそれぞれのキャラクターがそれぞれの歩み方で成長を遂げているように思います。
〝祈り〞や〝願い〞など一見するとファンタジー要素の強いような言葉が並びますが、あくまで地に足の着いたとっても愛情深い作品です。」
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齋藤飛鳥「人って何年生きていようと成長し続けていくべき生き物」初挑戦した声優のお仕事への想いって?
齋藤飛鳥さんの俳優業
『【推しの子】』オファーと撮影現場裏話
ドラマ&映画『【推しの子】』のオファーがあった時の気持ちを教えて!
「最初は素直に『私には無理だ!』と思いました(笑)。作品を読んだ上で、本当に面白かったですし人気の理由が自分自身でわかったからこそ、自分がアイを演じることによって観てくださる人に説得力のある演技ができるのか不安がありました。だけど、製作側の想いや私へオファーしてくださる理由などを聞いて心を動かされ、挑戦してみようと思えました!」
ドラマ&映画『【推しの子】』撮影時の印象に残っているエピソードを教えて!
「アクアとルビー役の子役の子たちが本当に可愛くて。現場でもキャスト、スタッフ含め全員がメロメロになっていました。ルビー役の子は小さいお手紙をみんなに書いてきてくれて、アクア役の子は泣くシーンの前からずっと集中して気持ちをつくっていて本番でしっかり号泣しているのを見て、こんなにも小さいのに一役者として気配りだったり演技に対してプロだなあと感じて、私もさらに頑張ろうと思えました。」
「星野アイ」の役作り
アイちゃんの役作りで一番意識したことは?
「アイちゃんは本当に不思議な人なので役作りはすごく難しかったんですけど、100%理解しないと演じちゃいけないわけじゃないなって思って。他の共演者との掛け合いや衣装、照明だったりさまざまなもので説得力を出せると思ったので、ある程度理解できたら、そこからはあまり意識しすぎずにフラットに現場に行くように心がけていました。」
アイちゃんに共感できる部分ってあった?
「アイちゃんはすごく不器用な子で、完璧なアイドルだけど人間らしいところが実はたくさんある女の子。私がかつて10年以上アイドルとして活動してきた中でいっぱい考えて行動していたり、こんなキャラクターでいこうと模索していた姿と重なる部分だったり、人間らしい部分にはすごく共感できました。」
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齋藤飛鳥、ドラマ&映画『【推しの子】』について語る♡「最初は素直に私には無理だ!と思いました」役作りで意識したこととは?
齋藤飛鳥さんの仕事スタンスとキャリア観
「若い時は今よりもっと、自分のためにも頑張っていたと思います。やるからには結果が伴わないと、と思う気持ちは強くありました。年齢を重ねていくうちに、自分が結果を出したいという気持ち以上に、周りの人も楽しく仕事をしてくれると嬉しいなとか、お世話になった方々に仕事を通して何かをお返しできたらなと、考えるようになりました。」
「肩の力抜けてますね」って言われることが増えました。
編集部(以下編) 2025年の5月に、乃木坂46を卒業した飛鳥さん。ソロ活動を始めて、仕事やプライベートはどのように変わりましたか?
飛鳥さん(以下A) 基本的な礼儀やマナーを、ひとつひとつ丁寧にやっているところです。たとえば挨拶をちゃんとするとか、お礼をしっかり伝えるなど。
もちろん今までもやってきたことですけど、メンバーや後輩がいたのもあって、無意識にやってきたような気がしていて。でも一人になると、それが目立つというかシビアな見え方するだろうから、改めてそういう基本的なことをしっかり身につけたいと思っています。
編 今日の現場もそうですが、メンバーがいない一人での活動に、ふと寂しくなることはありますか?
A それが、あまりないんです(笑)。
編 頼もしいです(笑)。これからのお仕事の進め方とか、目標として何か思っていることがあれば教えてください。
A 卒業して一人になってから、お仕事でお会いする方によく「肩の力抜けてますね」って言われることが増えて。
編 それは、どういう意味でですか?
A 明るくなりましたね、じゃないですけど、とっつきやすさみたいな部分も含めてなのかな? でももしそう見えているとしたら、さっき「30代に向けて、余裕を持た、カラッとさっぱりした女性になりたい」と話したことに、少しつながるのかなって。
編 確かに、余裕が持てているから肩の力が抜けているんですもんね。グループにいた時は、やっぱり背負うものが大きかったのでしょうか。
A グループをもっと大きくしたい、名前を知ってほしい、後輩のあの子のよさをもっと引き出して前に立たせてあげたい…っていうような目的とか責任感みたいなものから、自分のルールをたくさん決めていたところがありましたから。今はそれがなくなって、純粋にお仕事を楽しめるようになりました。
編 これからの活躍が楽しみです。
A ありがとうございます。大人の所作を身につけながら、気楽にお仕事をしていきたいです。
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齋藤飛鳥さんのマインドの変化と人生観
アイドル活動時から現在までの心の変化
「良くも悪くもだと思うんですけど、アイドルとして活動していた時は何もかもが完璧じゃないと嫌だった自分もいて。想定していたことと違うことが起きると、気持ちがモヤモヤしちゃったりすることも多々ありました。でも、今はどんな状況に陥っても許せるマインドに変わってきて『まぁ、いっか』という気持ちになれるし、流れに身を任せられるようになりました。そうしたら気持ちも楽になって、のびのびと過ごせるように。
自分の固定観念を崩す、じゃないですけど、ちょっとだけこだわりを減らしてみるとか、他の人の意見に寄り添ってみたら何か面白いことがあるかもって視点を少し変えてみるだけで、見える世界がグッと変わると思います。それが無意識にできるようになれたらいいけど、意識的にでもできるようになれる自分がいるだけで大人になったなぁって実感する。」
「年齢ももちろんあると思うんですけど、たくさんの人に出会っていろんな経験を重ねてきたことで今の自分ができていると思うので、いい形で少しずつこのまま年齢を重ねていけたらいいなと思います。10代の頃は22〜23歳くらいのお姉さんがだいぶ大人に見えたし、かっこいい存在だったけど、いざ自分がその年齢になった時に感じたのは全然子どもだなということ。まだまだ人間として半人前にも届いてなくて、これからもっといろんなことを経験していかなきゃっていうくらい、まだまだ甘ちゃん。でも、そういうものなんだなって思います。どんなに年齢を重ねても、自分がその年齢になったらきっと想像していたよりもずっと子どもに感じるのかなって。」
大人になることや現在のマインド
「自分も他人も許せるようになった、それが大人への第一歩かな」
「私の中では、いろんなことを許せるようになることが大人になることだと思うんです。許すということにはたくさん種類があると思っていて、他人を許すことも、自分を許してあげるとか認めてあげるということもその中のひとつ。
嫌なことがあっても気持ちを切り替えるために、それを許す。自分を守るため、周囲と円滑に生きていくために他人や自分を認めることが大事なのかなって。
大事にしている言葉を教えて!
「どんな大人になりたいかという話とつながるんですが、ダウンタウンの浜田さんが歌っている『チキンライス』という歌の歌詞で、ひとフレーズ〝最後は笑いに変えるから〝という言葉があって。つらくても悲しくても最後に笑えたらOKとその言葉に出会ってから思えるようになったので、自分の中で大切にしている言葉です。」
日頃のマインドで大切にしていること
「基本的にストレスを溜めないことが大事。昔は溜めやすくて、溜めたものも自分で解決しようといっぱいいっぱいになって、心に余裕もなかったと思う。でも、今は美味しいご飯を食べるとか晴れている日にウォーキングをするとか、自然にストレスを発散できるようになりました。グループで活動している時は常に大人数に囲まれていたので何事も自分のペースっていうのが難しかった分、卒業して一人で活動するようになっていい意味でマイペースに仕事もプライベートも過ごせるようになったのは大きな変化だったかも。」
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